右の眼窩

薄暗くて狭いところ

近況・2019年04月22日

 何のブログかわかんなくなってきたな。
 
 シャニライのホームが黒崎さんなんですけど「来たな?たっぷり遊んでけよ」とか「忘れモンしねえようにちゃんと準備しとけ」とか「服はきちんと畳む方がいいぞ」とか言われる度にバブみ同位体が発生して「お゛兄゛ち゛ゃん゛!!!!」となっていますこんばんは。直視するのが怖くて調べていないんですけど鳳の兄ですら四つ下なんだよな……況や……(ブツブツ
 二次元キャラクターと現実の自分の年齢差に何の意味があるのかっていうと特に無いんですけどね。私が確認すべきは夢主(これ系コンテンツでも夢主って言うのかしら……PC?視点キャラ?)の年齢であって自分の年齢ではない。
 
 土曜日にふらっとアニメイトに行ったらちょうどうたプリのショップが展開されていてソワァ……となったのでついアクキーと社員証(違う)を買ってきてしまいました。ネックストラップっていうのが正しいのかしらアレ?えへへかわいい。飴を与えたい。

 

 言わずもがな黒崎さんと黒崎さんなんですけど店員さんが「ランダムなのでご了承ください……」って言いながら愛島さんのカードをくれました。うんそうねどう見ても黒崎さん推しのオタクだものねごめんなさい気を使わせてしまって。大丈夫、恋色センチメンタルはとてもよかった。あと愛島さんを通してカミュ先輩にからかわれる黒崎さんがとても可愛かったのでオッケーです。
 愛のシャイニング劇場の冒頭は愛島さんが息を切らして登場し黒崎さんが笑って答えた時点で「あれっBL始まった?」と思いました(それはそれで食えそうではある)。
 シャニライの黒崎さんのホームセリフで「セシルは人の言うことを信用しすぎだ」というのがあるんですけど、あれがつまり「芸能界上下関係・虎の巻」のあの辺りの話だと思うのよね。
 
 ところでリコリスの森の話をさせてください。聞きながらツイッターの方ではリアルタイムで荒ぶってたんですけど。
 あれ公式でやるか?(本音)
 えっだって普通にトキ音だったしあれ同人でやってもめちゃくちゃ注意書き付くやつじゃん?いや転生オチまで含めて全然めっちゃおいしかったんですけど。幸せになりなね。
 Youtubeに上がってたCMで「一十木さん総受け同人の匂いがする」って思ってたんですけど、序盤(可愛いブラッド!のあたりとか)までは「ははーん総受け同人だな?」と思ってたんですけど、まさかあんなオチぶっ込んでくると思わないじゃない?あの台本に十五歳引っ張ってくるシャイニングどうなっとん?
 
 冒頭時点では弟を守りたいグレアムとブラッドがほしい()ヴィクターと本命ランドルフと悪役トッド様あたりの四つ巴かな〜とか思ってたんですよ。公式コンテンツだしそれくらいならまだ寓話的というか、おとぎ話的かなあと。でもなんかどんどんきな臭い方向に進み、ランドルフがブラッドを連れて逃避行ルートかなとかもちらっと思ったんですけどその段階で残り十分とかで、「えっ無理じゃん?え?どこに落とす気なの?」と思ってたら赤ずきんちゃんが赤ずきんちゃんになっていた。マジか。いや……うん……返り血似合うね……えへへ……(そしてこの段に来て残りが六分もあることに悲鳴を上げる)
 たぶんアレより強いオチ(ハッピーエンド)は目の前で自害くらいじゃないかなあ。どうだろう。ブラッドの死体を塒に持って返ってその隣で眠るランドルフどっちにしろあのタイミングで現れちゃうヴィクターは死ぬ。ブラッドを殺したのがランドルフのせいになるのが一番のバッドエンドなのでブラッド自害→ランドルフがブラッド殺しの濡れ衣を着せられつつヴィクターに撃ち殺されて離れ離れ(ブラッドの遺体は丁寧に埋葬、ランドルフの死体は打ち捨てられる)が最悪かな。
 いやまあ正直あの手前の時点でブラッドが生きる道ってほぼ無かったので(ランドルフを忘れてヴィクターの「弟」になるくらい?)それにしたってトッド様に嗅ぎつけられたら掻っ攫われて売られるルートになるような)最適解ではあるんだけど……。っていうかほんと「誰かの手へと渡るくらいならリコリスの昏き森で」がそっちから出てくると思わないじゃん……
 アルヴィンを殺したブラッドの笑うような泣くような声がすてきでしたね。アルヴィンの提案もまあまあわかるんだけど、どっちみちアルヴィンを殺したのがランドルフだとわかったらブラッドは壊れるよな……
 っていうかあれだよグレアム兄さんよ。たぶんブラッドを逃しても殺されはしなかったし(トッド様側に彼を殺すメリットが無い)(八つ当たりに殺されるくらいはあったかもしれないけど)差し出しても生き延びられやしないぜあんた。どうやって生きる気だよ。あのままもう誰も訪れない自分のお家で静かに死んでいくことになるんだと思うんだけど。ヴィクターがブラッドにモーションかけてるのがわかってるんだからヴィクターに全部話してブラッドだけでも逃してもらうのが最適解だったのでは……
 あと実は一番大損こいてるのトッド様だよね。グレアムとブラッドの家に貸してたお金は戻ってこない(ブラッドについては買い手までついてたのに)、買い手からの信用は丸つぶれ、大金はたいて買ったらしいランドルフも死んじゃう。かわいそう。まあ貸してたお金については貸し剥がしの内包リスクだよねという話でもあるけど。
 ストーリーはわかったし十分楽しんだんですけど、願わくばランドルフの過去についてもうちょっと掘り下げてほしかったなー。特に名前のくだり。どっかにはあるのかな補完情報。
 ところでFGOのシャルル=アンリ・サンソンが好きなんですけど、宮野真守さんボイスで「俺は罪を重ねすぎた」が色んな意味でさいこうでした。「私」でもう一回聞きてえ……となっていた。いやランドルフのセリフとしても好きでしたけど。
 
 ランドルフについては、あれは「冷酷な狼」という評価を内面化しちゃった姿なのだろうなと思います。わかりあえない、わかってもらえないという強い諦念。だからこそ屈託ない笑顔を向けてくれたブラッドに惹かれる。優しくすることを許されるというのは確かに安心を生むのです。実際村人たちは「なにか裏が」と思ったわけで、そう言わない(思いもしない)ブラッドは救いだったのよね。でも彼は自分に「冷酷な狼」を課してしまった。恩という名の咎を背負って、檻から出てはいけないと思っている。実際のところそうしてる時点で冷酷ではなく律儀なのだけどね。
 たとえばマーリンあたりが彼に「逃げてしまえ」と吹き込んでいたのなら、彼はブラッドの手を取って逃げることもできたのかなと思わないではないのですけど、誰よりも彼を許さないのは彼自身なのよねあの図。自分のためにブラッドの手を取ることを躊躇ってしまう。おいしい。ブラッドがランドルフに「助けて、逃して」と訴えていたらどうなったかなあ。でもブラッドにもランドルフにも行き場はなかった。
 ランドルフ、アルヴィンから話を聞いていたのに「俺のことを忘れて幸せに」はちょっと……どうだろう……でもあれか、ランドルフがブラッドを噛んでいたらそれは曽根崎心中てきサムシングになってしまうのでそれもあれか……
「ひとり先に行かせてしまった」も「ひとり置いてきてしまった」も良きものなので良きですね。幸せになりなさい、お腹いっぱい食べて暖かいところで眠りなさい……
 
 四ノ宮さん、シャニライのストーリーパートと曲(サザンクロス恋唄)のギャップにもビビったんですけど、バーナードでまたビビった。同じ人に聞こえないんだもの……すごいね……
 
 たぶん夢コンテンツとしては茨の道から入ってしまった気がするんですけど、地が腐女子なので、少なくとも私に限ってはここから入るのが正解だったのかもしれない。とてもよいものでした。しかし罪のない純粋な瞳を持つ少年がすべてを失うような話を公式から出される驚きよ……あまりにも贅沢……