右の眼窩

薄暗くて狭いところ

スピッツとかはるかな川小説大賞とか友だちの誕生日とか。

スピッツが頭から離れない。

一方ははるかな川小説大賞のせいであるし、もう一方は僕の世界一かわいい女の子の誕生日が近いせいだ。

青春生き残りゲーム。運命の人。ラズベリー君は太陽。水色の街。恋する凡人。僕の青春は彼女であり、彼女との思い出にはスピッツの曲が絡みつきすぎている。なにしろ毎年一緒にライブに出かけているので当然だ。好きな曲のイントロを聞いてため息とも歓声ともつかない小さな声を上げる彼女の横顔が、まぶたの裏のアルバムに大量に貼り付いている。彼女には怒られるかもしれないが、正直ライブに行く楽しみの半分くらいはそれだ。

彼女が最近ハニーナッツにハマっているというのでまあそういうのはカルディとかにあるんだろうと適当な見当をつけて買い物にでかけたらハロウィン系の何かを開催していたらしく、商品を探すどころかまともに歩けもせず降参して出てきた。

ナッツのはちみつ漬けだけじゃちょっと芸がないかなと思ったのでLUSHに行って石鹸も見繕ってみたのだが、こちらもハロウィン限定の商品があるとかで混み合っていて商品を見るどころの話ではなく、結局予めラッピングされたプレゼントボックスを買ってきた。面倒な時期に生まれてくれたもんだなと思ったが、私もバレンタイン時期の生まれなので文句は言えない。面倒な時期に生まれたものだ、お互い。

結局ハニーナッツはアマゾンで買ったのだが、その商品名が「マイハニー」とかなので参ってしまう。マイハニーって。WithLoveとか添え書きしたくなるだろやめろ。