右の眼窩

薄暗くて狭いところ

日記 2019年10月24日

 会社でやってる教育事業の生徒さんが「十二歳……大人でも子供でもない俺たち……」みたいなことを言っていたので笑いを噛み潰すのに必死だった。当人的にはそうなんだろうな……かわいいかよ……


 友人がいいよと言っていたのでストレングスファインダーというものをやった。要は自分の強みを自覚して伸ばしていこう! みたいなアレで、書籍を購入するとWebテストを行うためのコードが付いてくる。


「私は一人でいるのが好きである」「私は友人といるのが好きである」みたいな、どちらにより近いかみたいなチェックをごりごり入力していく形式のテスト。翻訳のアレだとしても微妙すぎない? 対極じゃなくない? 両立できるよね? どう解釈したらいいのこれ? みたいな質問にうろたえつつ、多分100問。出てきた強みは「内省」「収集心」「回復思考」「原点思考」「学習欲」。

内省「考え事好きだよね」
ぼく「はい」
収集心「もの集めるの好きだよね」
ぼく「うん……? そうか? でもアレ別にコレクション的な意味合いは無いよ?(本棚を見ながら)」
収集心「知識とか」
ぼく「あっはい」
回復思考「ものを直すのが好きだよね」
ぼく「そうかな」
回復思考「ものが本来の機能を発揮してないの嫌でしょ」
ぼく「そうだな」
原点思考「原因を知ろうとするよね」
ぼく「デバッグかな?」
原点思考「原因がわからないとイライラするでしょ?」
ぼく「デバッグだな……」
学習欲「勉強好きだよね」
ぼく「似たようなこと内省と収集心でも言われたな」

 なんか結果だけ見ると知識欲おばけみたいに見えるんだけど知識欲おばけなのかしら。
 一人で本を読んだり考え込んでる時間が幸せで、わからないことに当たると専門家(専門書)に頼り、結果よりもプロセスに重きを置く。目の前に答えらしきものがあっても飛びつかずにきっちり調べるので周りから理解されないことがある。何か(ルールなどの概念から物体、人間まで様々)が本来の役割、強み、機能を活かせていないことが嫌で、それを直そうとする。ようし胃が痛くなってきたぞう!

レポート「あなたは考えることが好きです。あなたは知りたがり屋です。あなたは学ぶことが大好きです」
ぼく「みっつほぼ同じこと言われてるんじゃが」

本「一人で考えてばっかりいないでたまには考えた結果を発信しようね
ぼく「はい」

本「プロジェクトで計画を建てる前に、過去のプロジェクトについても皆に知ってもらいましょう。『過去から学ばないものは、同じことを繰り返す運命にある』ことを理解してもらいましょう」
ぼく「簡単に言うけどさあ!!!!」

本「挑発的な質問はあなたと同じく討論を楽しめる人に向けるようにしてください」

ぼく「はい……ごめんなさい……」

 考えて結論が出ると満足するので人に発信しようとかめったに思わないしタラレバをこね回して遊ぶのは皆楽しいと思ってるし上司がこちらの警告を聞いてくれるとは思っていないので悔い改めようねという感じの結果でした。
 いや上司に警告もしてるんだよ……割と……聞いてもらえないけど……体力と根性とポジティブ精神だけの人間が上に行くのほんと嫌……
 ポジティブな人、一人勝手に暴走した挙げ句周りを巻き込んで思いっきりコケても周りに罪をなすりつけて「お互い様!誰も悪くない!」という方向に話を捻じ曲げるので嫌い。

 あとは弁が立つようになれば私もそこそこ戦えるかなと思うんですけど、何しろしゃべる速度で考えるのが苦手なもんでうまく喋れないので厳しい。相手の話を最後まで聞いてから言い返そうかなと思ってると話終わった相手が満足してどっか行っちゃったり。黙って聞いてたら「リアクション無いけど聞いてる?」って言われたこともあったな。そういう人に限ってこちらの話を最後まで聞かず早とちりで言い返してくる……めんどい、人間は無理