右の眼窩

薄暗くて狭いところ

死の話

gigazine.net

 マ?

 死の向こうの本当の無を想像して怖くなったりそこから逆算して今の実在性を疑ったりしないの? いつか思い出すことすらできなくなる今に虚無を感じたりしないの? 自分のクオリアの中にしか存在しない世界がいつか消えることを思って虚しくなったりしないの?

 とはいえ「墓」「埋葬」「葬式」はそりゃ他人事でしょうという気もする。だって自分が死んだ後の話じゃない。他人事でしか観測できない単語を並べてどうするんだろうか。魂の存在とか信じるタイプの人?
 私はなんかいつか死ぬ、記憶もクオリアもすべて消えると思ったらそのへん外部化しておきたくなって小説とかブログとかツイッターとか書くようになったんだけど、何も書かないで平気でいる人も世の中にはいるわけで、すごいなと思う。客観的に観測されなくては私はいないような気がする。あるいは死が他人事だから平気なのかもしれない。